サビキ釣りはサビキカゴにエサを入れて仕掛けを海に投入します。
でも、そのあとはどうするのでしょうか。
サビキ仕掛けを海に落とした後、竿を持ったままの釣り人もいますが、竿を置いている釣り人も見かけます。
ずっと竿を持ったままサビキ釣りするのも疲れてしまうことも。
また、一度に複数の釣竿で釣るときや、胴付き仕掛けなど他の釣り方も同時に試したいときもあります。
そこで、サビキ釣りでは、サビキ仕掛けを動かさないでも釣れるのか、放置しても大丈夫なのかについてご紹介します。
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サビキは動かさないでも釣れる？
サビキ釣りと言えば、サビキ仕掛けを上下に動かす「さびく」動きに特徴のある釣り方です。
さびく釣り方のサビキなのに動かさないでも釣れるのでしょうか。
答えは・・・
サビキを動かさずに釣ることができます。
実際に、サビキを動かさないでアジやイワシを釣ったことは何度もあるので大丈夫です。
基本的にサビキ釣りは、仕掛けに付けたアミエビやサバ皮(スキン)などの疑似餌を使って、魚にアピールをかける釣り方。
魚はコマセを食べに集まり、サビキ仕掛けに釣り針を間違って食べようとしたときに釣り針が口に引っかかると釣れます。
サビキ仕掛けを動かすことで、針に刺さったアミエビや、エサなしなら針が隠れたスキンが水中で動き、魚の注意を引きます。
しかし、サビキを大きく動かし続けると、アミエビが本物の餌であるかのように見せかけることが難しくなり、逆に魚が警戒してしまう可能性が高まります。
一方、サビキを動かさない釣り方では、魚が警戒心を持たないように釣りあげるために効果的です。
サビキを動かさない方法は、コマセを投入して煙幕を作り、サビキ仕掛けを海中に垂らしておきます。
この状態で待っていると、アミエビがコマセに集まり、魚もその周辺に集まってきます。
アミエビの煙幕内にあるサビキ仕掛けは、他のアミエビと同じように見えるため、魚は警戒せずに食べに近づきます。
そして、魚がサビキ仕掛けの針に食いついたときに釣り上げます。
このサビキを動かさない釣り方では、ウキを使うのがおすすめ。
サビキ仕掛けをウキに吊るすことで、コマセの流れにそって仕掛けを動かすことができるので、コマセの煙幕に仕掛けをより長く隠すことができます。
でも、サビキは動かさなくても釣れるなら、放置しておいても大丈夫だと思うかもしれません。
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サビキは放置しても釣れるのか？
サビキ釣りは動かさなくても釣れるとお伝えしました。
サビキ仕掛けを動かさなくてもいいなら、放置しても大丈夫かというとそうではありません。
サビキを放置するときに注意したい点をまとめました。
サビキを放置するとコマセと仕掛けがずれる
サビキ釣りでは、コマセを使いながら魚を引き寄せ、仕掛けに付けたアミエビや疑似餌を使って魚を誘います。
このときの釣りのポイントであるエサのアミエビの煙幕ですは、海中ではずっと同じとこにとどまるものではありません。
海中は潮の流れや潮の満ち引き、海底の形状による海水の流れなど、さまざまな流れによって常に動いています。
そのため、コマセのアミエビの煙幕は海中の流れに従って動いたり拡散したりします。
サビキカゴに入れたエサのアミエビもすぐに無くなってしまうので。
サビキを放置するとコマセの煙幕が薄くなる
サビキ釣りでは、入れ食い状態でなければエサがなければ魚が釣れません。
海中は常に動いているので、サビキ仕掛けを海中に投入してからの時間が経過するにしたがって、コマセの煙幕が薄くなります。
すると、エサに引かれて近づく魚が極端に減るので、サビキ仕掛けでは魚が釣れなくなります。
反対に、サビキを放置しているときに魚が釣れても問題があります。
サビキを放置するとサビキ仕掛けが絡まる
サビキ仕掛けには、複数の釣り針がついています。私が気に入っているサビキの仕掛けの針の数は５本。
100均のダイソーのサビキ仕掛けの釣り針の数が３本なだけで、寂しくなります。
なんといっても、サビキの醍醐味は爆釣れで一度に釣り針の数だけ魚が釣れること。
そんなうれしい状況までいかなくても、１匹でも魚が釣り針を加えているのに放置すると大問題が起きます。
それは、サビキ仕掛けが絡まってほぐせなくなること。
サビキ仕掛けは釣り針が複数ついているので、釣れた魚が海中で暴れまわると、あっという間に複雑に絡まってしまうのです。
そうなると、サビキ仕掛けが使えなくなることも。
また、サビキを放置していたときに、仕掛けに魚がかかったまま気づかず放置すると、釣竿を持っていかれることもあります。
これは恥ずかしながら私の実体験です。
このときは、すぐに気づいたので、海に落ちる寸前で止めることができました。
サビキ釣りのときは放置するのはおすすめしません。サビキ仕掛けを動かさない場合も目を離さないようにしましょう。
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サビキは動かさないor放置でも釣れる？まとめ
サビキは動かさなくても放置でも釣れるかについて実体験からご紹介しました。
サビキは動かさなくても釣ることができます。その場合はウキを付けた仕掛けがおすすめです。
一方、放置しても大丈夫かという点についてはおすすめしません。
サビキはコマセで魚をおびき寄せて疑似餌（スキンに隠した釣り針）で釣ります。
しかし、数分以上放置しておくと、コマセと仕掛けが離れてしまったり、仕掛け周辺のコマセの煙幕が薄くなってしまいます。
サビキ仕掛けの針は疑似餌なので、コマセの効果が薄れると魚が釣れにくくなります。
また、サビキを放置していたときに魚が釣れても困ることが。
これらの点から、サビキ釣りのときは、動かさなくても釣ることができますが、放置はしない方がいいでしょう。
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