タイの幼魚のチャリコ。
堤防(波止)での釣りで
胴付き仕掛けやサビキ、ちょい投げで
ちょこちょこ釣れる魚です。
見た目からもタイなので
美味しいのは間違いないのですが
なんといっても小さい。
15cmから20cmくらいの小さいタイも
チャリコといいます。
しかし、よく釣れるチャリコは
5cmから10cmのとても小さい魚。
これくらい小さいチャリコだと
持ち帰らない人も多いはず。
そんな小さいチャリコを持ち帰って
おいしく食べることができるかを
実際に料理してみました。
その結果をご紹介します。
スポンサーリンク
チャリコの食べ方は?おいしい?
チャリコはタイの幼魚のことで、
釣りに行くとよく釣れる魚の一つ。
ちなみに、カスゴ、バラ、タイゴ、シバダイと
地域によって呼び方が違います。
チャリコといえば釣りに行くと
4、5匹は釣れる魚という印象でした。
ところが、7月下旬に釣りに行ったところ
5cmから8cmくらいの小さいチャリコが
入れ食いで釣れまくったのです。
2日かけて4カ所釣り場に行ったのですが
すべての場所で釣れまくり。
ちなみにこのチャリコの釣果は
1カ所の釣り場で釣れた成果です。
いっぱい釣れたものの
かなり小さいチャリコばかり・・・。
小さいチャリコは捌くのと料理するのが
かなり手間がかかると思いつつも
持って帰ってきました。
そして、鯛めしに唐揚げと南蛮漬け、
お吸い物に玉子を落としたかきたま汁、
お味噌汁を作ってみたところ、
どれも絶品ですごく美味しい。
捌くのに手間がかかったけれど
料理してよかった。
これくらい小さいチャリコだと
捌くときは内臓はエラをつまんで
内臓まで手で一気に取ってしまいます。
こうすれば捌くのがだいぶ楽ですよ。
では、実際に作ったチャリコの料理を
ご紹介します。
スポンサーリンク
チャリコの食べ方の料理おすすめ
チャリコを鯛めしに料理して食べる!味は?
タイといえば鯛めし。
鯛めしのいいところは、
タイを丸ごと使って料理するところ。
小さいチャリコでも丸ごと使うなら
捌くのも楽で料理しやすいですよね。
それに、タイの幼魚だけあって
チャリコはいい出汁がでるのです。
そんなチャリコで作った鯛めしなら
美味しいに決まってますよね。
うちで作るチャリコや小さいタイを使った
鯛めしの作り方。
お米は3合用意します。
お米をといで水分を切ったら、
昆布一枚を置いて、
その上にチャリコを敷き詰めます。
今回は小さいチャリコだったので
画像のようになってしまいました。
お米3合に対して、
水500cc、日本酒40cc、醤油40ccを
チャリコの上から静かに注ぎます。
炊くお米の分量を変える場合は、
その割合に応じて、
水、日本酒、醤油の分量を変えましょう。
あとは白米を炊く要領で
いつも通り炊くだけ。
ご飯が炊けて蒸らしたら、
すぐにチャリコと昆布を取り出して
ヘラでご飯を混ぜます。
チャリコが温かいうちに
身をほぐしてご飯に混ぜ込みます。
チャリコが冷えてしまうと、
身が固くなってしまい、
身をほぐすのが大変になりますよ。
これでチャリコの鯛めしの完成です。
↓ ↓ ↓ ↓
チャリコからタイと同じように
いい出汁がでてすごく美味しいのですが
やはり身が少ない・・・。
そして小さいチャリコの身をほぐすのは
思った以上に大変でした。
でも、たとえチャリコの身が入っていない
具なし鯛めしでも十分美味しいですよ。
スポンサーリンク
チャリコを唐揚げと南蛮漬けに料理して食べる!味は?
鯛の稚魚のチャリコを丸ごと唐揚げ。
チャリコはタイの稚魚だけあって
骨が硬いので、丸ごと食べるなら
じっくり時間をかけて揚げましょう。
2度揚げもおすすめです。
実際にチャリコを唐揚げにしたところ、
より小さいチャリコの方が
骨が気にならずに頭からバリバリと
食べることができました。
少しでも揚げ具合が甘いと
骨が口の中で残るのが気になります。
では、実際にチャリコのから揚げを
作ってみましょう。
まずチャリコのウロコとエラと内臓を取り、
きれいに洗います。
キッチンペーパーで水分を取ったら、
塩と胡椒を適量振りかけます。
ビニール袋に片栗粉を入れてから、
チャリコを入れて混ぜます。
180度に加熱した油に
チャリコを入れて揚げます。
中弱火でじっくりと揚げましょう。
余裕があるなら二度揚げもおすすめ。
チャリコが揚がったら油をきります。
これでチャリコのから揚げの完成。
揚げたての油を南蛮液に浸せば
チャリコの南蛮漬けも作れますよ。
チャリコの骨は硬めなので、
南蛮漬けの液はお酢を効かすのがコツ。
今回作った南蛮漬けの液は、
お酢大さじ10、砂糖大さじ4 醤油大さじ4
だし80cc。
うちではだしパックで
濃さが2倍の出汁を作りました。
野菜は玉ねぎだけだったので
色合いがさみしいですね。
細切りのニンジンやピーマンを入れて
野菜も美味しく食べましょう。
チャリコを煮付けに料理して食べる!味は?
釣りで釣った魚を調理するなら
やっぱり煮魚。
魚の煮付けは魚を丸ごと料理するので
捌く手間が省けます。
また、料理して時間が経って冷めても、
温め直して食べても美味しい。
もちろん、チャリコも煮魚にして
食べてみたところ・・・
美味しいけど食べるのが大変。
今回のチャリコはさらに小さいので
身をほぐすのが大変でした。
でも、温かいうちなら、骨から身が
ほろりと取れるのでまだ大丈夫。
冷めてしまうと身が硬くなって
骨が取りにくくなってしまうので
注意してくださいね。
では、チャリコを煮付けにしましょう。
まず、煮汁の調味料は一般的な煮魚用でOK。
チャリコは鯛の稚魚なので
青物のイワシやアジ、サバ、ハマチ
などのように味にクセがありません。
くさみを減らすためにお湯をかけたり
ショウガを多めに利かす必要もありません。
うちでは、チャリコを煮るときは、
お酒、みりん、砂糖、しょうゆを
煮魚の分量で用意し、
水と細切り生姜を加えて煮ます。
煮汁は沸騰してから魚を入れて、
落とし蓋で煮ましょう。
チャリコを味噌汁やお吸い物に料理して食べる!味は?
鯛といえばお吸い物。
タイはいい出汁が取れるんですよね。
もちろん身も美味しいし、
お吸い物なら皮も最高です。
チャリコはタイの稚魚だけあって
出汁がとても美味しい。
だから、お吸い物やお味噌汁はおすすめ。
しかし、8cm以下の小さいチャリコだと
身を食べるのはかなり大変です。
今回は、小さすぎるチャリコだったので
身は食べずに出汁に使いました。
ちょっともったいない気はしますね。
では、今回作ったチャリコのお味噌汁と
お吸い物(かきたま汁)の作り方。
だしパックで2倍の濃い出汁を取ります。
出汁を加熱したらチャリコを
好みの数だけ投入します。
具は玉ねぎの薄切り。
コトコトと10分ほど煮たら、
チャリコを取り出します。
お吸い物は塩と醤油、
お味噌汁なら味噌で味を調えたら完成です。
かきたま汁のように玉子を入れるなら
お吸い物用に味付けした後、
沸騰させてから、かき混ぜた玉子を
少しずつ入れます。
すると玉子が薄い布のようにふんわりと
浮き上がってきます。
これで完成です。
チャリコを塩焼きや天ぷらに料理して食べる!味は?
チャリコは5cmくらいのものから
20cmくらいのものまであります。
小さいチャリコは食べる部分が少ないし
食べるのがとても大変。
チャリコの塩焼きは美味しいですが、
食べるのに疲れてしまいます。
丸ごと食べる唐揚げや鯛めしの方が
おすすめですよ。
また、チャリコの天ぷらも美味しいですが
5cmくらの小さいチャリコだと
3枚下ろしにすると食べるところは
ほとんどありません。
捌くのも大変ですしね。
だから、釣ったチャリコを
塩焼きや天ぷらにして食べるなら、
10cm以上の大きいチャリコを釣って
食べるのがおすすめです。
今回はあまりに小さいチャリコなので
塩焼きと天ぷらは作りませんでした。
スポンサーリンク
チャリコの食べ方はこれ!の答えは?
チャリコの食べ方について、
小さいチャリコの捌き方と
鯛めしと唐揚げ、煮付け、味噌汁(お吸い物)
についてご紹介しました。
小さなチャリコを釣ったときは
丸ごと食べられる唐揚げと南蛮漬けが
美味しくておすすめです。
小さいチャリコなので、
出汁に使うだけでも満足なら
鯛めしと味噌汁(お吸い物)。
煮付けは食べるのが大変でもいいなら
チャレンジしてみてくださいね。
チャリコは鯛の稚魚というだけあって
どんな魚料理でも美味しいと思います。
鯛の料理で人気がある
刺身や塩焼き、天ぷら、煮付けは
大きいチャリコを釣ったときに
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
コメント